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恒春搶孤・爬孤棚(行事・信仰)

台湾最多の参加者数を誇る搶孤行事
恒春搶孤・爬孤棚(行事・信仰)
所在地: 屏東県恒春鎮屏東県恒春東門城外
経 緯 度: 120.74995,22.00392
料金: 無料
利用できる日:
通年、祭典は毎年旧暦7月15日
利用できる時間帯:
通年
主催機関: 屏東県恒春鎮公所
関係機関のURL: リンク
E-mail: d4g103@hengchuen.gov.tw
お問い合わせ: (08)889-8112#259、(08)888-1311

景観の価値

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清朝時代から数百年に渡って続く長い歴史があり、その本質には無縁仏の供養や先祖の追悼といった宗教的意味のほか、貧しい人に食べ物を分け与えるという先人の人道的精神が込められており、社会教育上の大きな意味を含んでいます。当初恒春搶孤では荒々しく無秩序にお供え物を分け合っていましたが、後に公平な競技ルールの下での「豎孤棚」行事へと変化を遂げ、さらに現在のようにスポーツ競技としてのルールを具えた民俗スポーツ行事へと発展を遂げました。地域の宗教文化の多様性と生命力が反映されており、現在では恒春半島を代表する宗教民俗行事としての地位を確立し、地域の一体感を育み出す重要な要素となっています。

歴史と沿革

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屏東県恒春鎮で1年に一度開催される搶孤・爬孤棚は、台湾で旧暦7月に行われる死者を供養する行事における特殊な儀式で、清朝時代の福建省の習俗に由来し、数百年に渡る歴史があります。かつて恒春の富豪は死者の供養を行った後、お供え物を貧しい人々に与えていましたが、お供え物を奪い合う人々の間で殴り合いなどの争いが頻繁に発生していたことから、1879年に孤棚と呼ばれる棚を登る「豎孤棚」(爬孤棚)の競争によってお供え物を手に入れるという方法が取られ始めました。当初孤棚は高さ3丈6の原木4本で建てられ、滑りやすい牛の脂がたっぷりと塗られた木柱に、チーム単位で協力し合って登って行き、一番上に取り付けられた順風旗を手にしたチームの勝ちというものでした。その後、孤棚を登ることの難しさから事故が頻発していたため、台湾巡撫の劉銘伝(1836~1896)によって禁止が命じられたと言われており、日本統治時代にも戦争によって大型の行事が禁止されていました。その後は断続的に開催され、1981年に再開されて現在に至っています。近年、恒春搶孤・爬孤棚で行われる搶孤の儀式は品物と交換できる引換券をばら撒く形式に変更され、爬孤棚は健全なスポーツ競技へと変わり、もともと4本だった孤棚の柱は2007年に36本まで増やされました。2008年、「恒春搶孤・爬孤棚」は屏東県の民俗行事に指定され、2011年には柱の高さが23メートルまで上げられ、孤棚を登る難易度が高まりました。また、外国人チームの参加も受け付け、国際的な競技イベントとしての地位を確立しています。

特色あるナビゲーショ

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恒春搶孤・爬孤棚(行事・信仰)平面図で標示恒春搶孤・爬孤棚(行事・信仰)各ガイド項目、ガイド項目4ページ、詳しいコンテンツは下をご覧ください。
1搶孤・爬孤棚の流れ

搶孤・爬孤棚

恒春搶孤・爬孤棚は旧暦7月15日の中元節に行われる供養の儀式の後に開催され、以下の流れで当日中に全ての催し物が終了します。
一、供養の儀式:開催日の午後4時に供養の儀式が開始され、道士が搶孤と爬孤棚の時間について普渡公と呼ばれる神様に指示を仰ぎます。
二、搶孤:搶孤は夜8時に開始されます。会場には老若男女を問わず大勢の人が集まり、品物がばら撒かれると、全員が一斉に押し寄せて奪い合い、大変な盛り上がりを見せます。
三、爬孤棚(豎孤棚):開催日の夜10時に実施されます。銅鑼や太鼓が鳴り始めると、参加チームは各自力を尽くし、順風旗を手にして勝利を勝ち取るため、23メートルの木の柱36本で造られた孤棚を登ります。

2搶孤

恒春搶孤は開催日の夜8時に開始されます。参加者は規定時間内に主催者がばら撒いたお供え物の引換券を拾うと、引換券を品物と交換することができます。当初は直接お供え物をばら撒いていましたが、奪い合いの最中にお供え物が破損することがあったため、現在ではお供え物の引換券を飴に貼り付けて撒く方法が取られています。毎年搶孤の際は大勢の人が押し寄せてお供え物を激しく奪い合い、一連の催し物の中で最初の盛り上がりを見せる場面となります。

3孤棚の建て方

2011年以降、恒春搶孤の孤棚には高さ23メートルの原木36本が材料として使用されています。上端は直径30~40センチ、下端は直径50センチで、わずかに円錐状になっており、細長い部分と地面に埋められる部分を差し引くと、参加者が登る部分は約10メートルあまりとなります。原木の表面には登ることを難しくするために牛の脂がたっぷりと塗られ、下には落下防止ネットが張られ、最下部には細かい砂が敷かれます。原木の上には防錆処理が施された鉄材で縦横30メートルの孤棚が建てられ、その上にかつての恒春城の4つの城門を象徴する高さ5メートルの城壁が設置されます。そこにお供え物が並べられ、最上部には勝者の到着を待つ順風旗が取り付けられます。

4爬孤棚の競技方法

孤棚爬孤棚の競技恒春の爬孤棚では、36本の原木のうち東西南北の4本は「好兄弟」(無縁仏)が登るものとされ、競技には残りの32本の原木が使用されるため、参加チーム数は32組となります。参加者は満18歳以上の男性のみで、各チーム12人前後で構成され、人間ピラミッドを作って協力し合い、一歩一歩ゆっくりと登り、ロープを使って柱に塗られた牛の脂を取り除いてから、最上部に向かって登って行きます。頂上に到着した後は城壁を登り、最初に順風旗を手にしたチームの勝利となります。競技の過程は非常に刺激的で、その様子に多くの人が惹きつけられます。

ひとことアドバイス

搶孤と爬孤棚は毎年旧暦7月15日の中元節に行われる供養の儀式の後に開催されます。爬孤棚はチームでの参加となり、搶孤は事前の参加申し込みは必要ありません。搶孤と爬孤棚はともに危険が伴うため、落下や衝突に注意し、安全に注意して参加してください。

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