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東港迎王平安祭典

台湾最大の王船の祭典
東港迎王平安祭典
所在地: 屏東県東港鎮東隆街21-1号
経 緯 度: 120.44878,22.46309
料金: 無料
利用できる日:
3年に一度、10月中旬頃に1週間の期間で開催されます
利用できる時間帯:
全日
主催機関: 財団法人台湾省屏東県東港東隆宮
関係機関のURL: リンク
E-mail: 
お問い合わせ: (08)832-2961

景観の価値

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長い歴史を持ち、「王船の故郷」と呼ばれる屏東県東港地区の全住民が参加する行事として親しまれています。迎王と送王の儀式では全過程において民間の人々が自発的に参加し、祭典における人々の動きに大きく影響を及ぼしています。初期は疫病を追い払う儀式として行われていましたが、現在は平安を祈願する祭典となっており、台湾の沿岸部における生活の特色が反映されているほか、王爺信仰の地域化の様子を伺うことができます。また、王船の建造と陣頭の訓練といった古い伝統には宗教的・文化的意味が存分に含まれ、その伝統芸術は高い芸術的価値を有しており、張り子から木造へと徐々に変化を遂げた王船や神々の巡行、陣頭の扮装やパフォーマンスなどには、どれも東港特有の工芸と伝統芸能の美しさが表れています。

歴史と沿革

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1684年、東港に下淡水巡検司署が設置されると、東港地区は徐々に発展し、開拓移民の数も増加していきました。しかし、当時の開拓移民の生活は容易ではなく、疫病も多発していたことから、人々は疫病に対抗するため、温王爺信仰とその分霊を用いた故郷の儀式「王船祭」を行うことで、疫病神を追い払い、地域に広がる悪霊や疫病などの不浄なものを鎮め、地域全体の幸福、安全、平穏を祈願するという風習が生まれました。言い伝えによると、1706年に温王爺の分霊を迎えて東隆宮が創建されたことで、清朝時代以降、東港迎王平安祭典は主に東隆宮で催されることになったと言われています。また、3年に一度の王船の建造は伝統的な手順を踏んで行われ、時代の移り変わりを経ても、迎王平安祭典の儀式は清朝統治時代の祀典に記された礼儀が守られ続けています。期間の長さとその規模の大きさから、台南西港刈香と合わせて「北は西港、南は東港」と称えられ、2011年には国の重要無形文化財に指定されています。

特色あるナビゲーショ

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東港迎王平安祭典平面図で標示東港迎王平安祭典各ガイド項目、ガイド項目8ページ、詳しいコンテンツは下をご覧ください。
1東港迎王平安祭典の流れ

屏東県東港鎮で3年に一度行われる平安祭典は、台湾で最多の参加者数と最大の規模を誇り、「北は西港、南は東港」と称えられています。近年は旧暦9月に行われることが多く、東隆宮で擲筊を通じて日程が決定されます。平安祭典では次の13の儀式が順に行われます。一、「角頭の職務交代」(送王の3日後にくじで決定)。二、「王船の建造」(迎王祭典の2年前から建造が開始)。三、「中軍府の安座」。四、「進表」。五、「代天府の設置」。六、「請王」。七、「過火」。八、「巡行」。九、「祀王」。十、「遷船」。十一、「和瘟押煞」(疫病を鎮め、悪霊を払う儀式)。十二、「宴王」。十三、「送王」。

2角頭の職務交代

王船毎回、送王の儀式から3日後、労をねぎらうための「福宴」において、神輿と王船の器物を担ぐ役割を担う東港の7人の角頭・庄頭によって組織される轎班会が温府千歳の前で次回の各角頭の職務をくじで決定します。大千歳を担当する角頭は大総理、内・外総理、参事を選び、その他の6つの角頭は副総理と参事を各1名選び、祭典の主な儀式を担当します。

3王船の建造

法船は東港迎王平安祭典において最も重要な法器で、主に疫病、邪気、魍魎、悪霊を運んで行き、地域の平穏を保持するためのものです。以前は物資が不足していたため、竹の骨組みに紙を張り付けて王船を造っていましたが、1973年になると木造の王船が造られ始めました。通常、王船は長さ10メートルあまりに達し(寸法は毎回異なり、廟で擲筊を行って決定される)、建造には4カ月もの時間を要します。台湾の重要な漁港の一つに挙げられる東港の造船師は優れた技術を具えており、王船の建造は全て伝統的な手順で進められ、王船の建造に使用する木材だけで数百万元が費やされます。毎回地域全体の住民が力を合わせて取り組むことから、王船の建造は東港地区の「全民運動」と言われています。

4請王

平安祭典の始まりを告げる儀式で、現地では「請水」とも呼ばれています。代天巡狩の千歳爺は船でやって来て、船で去って行くため、儀式は東港の海辺で行われます。その年の大千歳を務める轎班から頭籤と呼ばれる人が請王台に上がり、各角頭の乩童が大千歳の姓を書き記します。36人の千歳の中から降臨する千歳は毎年異なり、通常、その年に迎え入れる大千歳の姓は廟内の大総理などの限られた人だけに知らされます(祭典の2日前に廟門を閉め、擲筊を通じて指示を仰いで決定する)。乩童が書き記した姓が事前に擲筊で決定されていた姓と一致した場合、千歳が降臨したことを意味し、東隆宮の担当者がこれを確認すると、すぐさま千歳の降臨を歓迎する大きな歓声と激しい爆竹や銅鑼、太鼓の音で海辺全体が包まれ、巡行が開始されます。

5過火

火の上を歩く「過火」は身を清めて穢れを払う道教の儀式です。請王の巡行の隊列が東隆宮前に戻ると、廟内で5つの方向に積み上げられた木材に火が点けられ、王令と王轎を清める儀式が行われます。東隆宮では5人の千歳爺を迎え入れることから「五王火」とも呼ばれ、轎班は温府千歳、大千歳、二千歳、三千歳、四千歳、五千歳、中軍府の順に過火を行い、千歳を代天府まで送って安座させます。また、恩恵を授かるために自宅の神様を抱いて過火を行う信徒の姿も見られます。

6巡行

巡行代天巡狩の偉大な力を示し、邪気と穢れを払う巡行は、平安祭典の見どころの一つに挙げられます。4日間の巡行中、民家には神輿を迎えるための香案が設けられ、各寺院の陣頭が神輿の後ろを巡行し、至る所で爆竹が鳴り響き、大変な賑わいを見せます。

7遷船

遷船遷船とは王船が造船所から運び出される儀式で、送王の前日の午後に行われます。巡行の隊列が東港鎮の主な通りを練り歩き、巨大な船体が参拝者、信徒、観光客の視線を集めます。遷船の儀式には、道中で悪霊や疫病を追い払い、疫鬼と災いを追い立てて連れ去るという意味が込められており、遷船の際に巨大な王船が陸上を走る様子は非常に珍しく壮観な光景で、道中には千歳とその神兵の加護に感謝してお供え物を準備する商店も見られます。また、家庭内の不運を王船とともに運び去り、幸運をもたらしてくれるよう、道教の儀式に使用される人型の紙「紙人」を準備する家も見られます。

8送王

送王は迎王平安祭典の最後の儀式にあたり、王船と7人の角頭が定位置について王の神輿を王船に迎え入れ、縁起の良い時間帯を迎えると、道士が大総理を率いて鍬で海へと通じる水路を作ります。この時、王船は錨を上げて爆竹を鳴らし、沈香の粉末と金紙を加えて勢いを増した大きな炎で徐々に燃やされていきます。これによって形のなくなった王船は風に乗って天庭へと向かって行き、祭典は一番の盛り上がりを見せます。

ひとことアドバイス

東港東隆宮迎王平安祭典は3年に一度行われ、2013年の開催時には台湾宗教百景の投票イベントも実施されました。当年の開催日程は東隆宮で擲筊を通じて決定されます。祭典に参加する方は現地の規則に従い、禁止事項に注意してください。東隆宮では木彫りや交趾焼などの芸術作品を鑑賞することもできます。

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