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竹山社寮紫南宮吃丁酒・借金(行事・信仰)

台湾で最も有名な神様の銀行「神明銀行」
竹山社寮紫南宮吃丁酒・借金(行事・信仰)
所在地: 南投県竹山鎮社寮里大公街40号
経 緯 度: 120.72259,23.81637
料金: 無料
利用できる日:
紫南宮は通年開放(祭典行事は旧暦1月16日)
利用できる時間帯:
午前7時~午後9時
主催機関: 紫南宮管理委員会
関係機関のURL: リンク
E-mail: 
お問い合わせ: (049)262-3722

景観の価値

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竹山社寮紫南宮における「借金」の風習は、台湾光復後間もない頃、苦しい生活を強いられていた人々にとっては銀行から借金をすることも容易ではなく、宗教上の「信用」を担保に少額の借金をすることで差し迫った状況を乗り越えていたことに由来します。そこから民間で互いに助け合う体制が確立され、お金を借りられるシステムを有する「神明銀行」へと発展を遂げて、経済の成長と社会の安定への貢献も認められることとなりました。また、この地域の人々が、男児が生まれたことの喜びを分かち合う「吃丁酒」の風習には、以前の農耕社会では労働力となる男児を望む傾向が強かったことが反映されており、現代の少子化社会においては出生率向上への思いが込められています。

歴史と沿革

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竹山社寮紫南宮が創建された正確な年代は不明ですが、清朝の嘉慶帝(1760~1820)が台湾を訪れていたとする民間伝承によると、この地を訪れた嘉慶帝が濁水渓を渡れずにいたところ、土地公の力を借りて無事に濁水渓を渡り鹿港から出港できたと言われています。このことから土地公は官帽を贈られ、文武将が付き従うようになったとのことです。門が一つで鉄筋コンクリート建築の現在の紫南宮は1982年に建てられたものです。他に類を見ない「発財金を借りる」という風習は、台湾光復(1945年)後に生活に困窮し、差し迫った状況にある社寮地区の住民を援助するため、擲筊を通じて神様に尋ねた上で「福徳金」を借りることができる制度が紫南宮で導入されたことが始まりとされています。その後、発財金で事業に成功した信徒が現れ、その評判が広まったことで、台湾各地から大勢の人々が発財金を借りに訪れるようになりました。社寮地区で紫南宮を中心に執り行われるもう一つの風習「吃丁酒」は、毎年旧暦1月15日、前年に男児が生まれた家の者が去勢した雄鶏「閹鶏」を捧げることで土地公に感謝を示し、翌日廟内でこれらの供え物を一斉に調理して麻油鶏を作って付近の住民にふるまうというもので、これが後に毎日正午に参拝客に料理をふるまう風習へと変化しました。「竹山社寮紫南宮借金」と「竹山社寮紫南宮吃丁酒」はともに2009年に南投県の民俗行事に指定されています。

特色あるナビゲーショ

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竹山社寮紫南宮吃丁酒・借金(行事・信仰)平面図で標示竹山社寮紫南宮吃丁酒・借金(行事・信仰)各ガイド項目、ガイド項目4ページ、詳しいコンテンツは下をご覧ください。
1発財金を借りる手順

発財金を借り発財金を借り発財金

紫南宮の土地公から「発財金」と呼ばれる現金を借りる風習は、台湾光復後、お金を必要とする信徒にお賽銭を「福徳金」として提供していたことに由来します。借りられる「福徳金」の上限額は、中華圏では数字の6は縁起がいいとされていることから、1987年より1人600元まで引き上げられ、現在まで変わっていません。お金は次の手順で借りることができます。

一、 土地公、土地婆に線香をあげて祈願した後、擲筊用の「筊」を2つ手に取り、お辞儀をしてから名前、住所、お金を借りる目的を伝えた後、筊を地面に投げます。
二、 一度目で1つの筊が平らな面、もう一つの筊が丸く膨らんだ面が出る「聖筊」だった場合、600元を借りることができます。
三、 一度目で「聖筊」が出なかった場合、もう一度土地公にお辞儀をしてから名前、住所、お金を借りる目的を伝えた後、再び筊を地面に投げます。二度目で「聖筊」が出た場合、500元を借りることができます。
四、 この手順で擲筊を繰り返し、「聖筊」が出るまでにかかった回数に応じて400、300、200、100元を借りることができます。
五、 六度目まで「聖筊」が出なかった場合は後日改めて祈願するか、開運の金鶏に祈願することができます。
六、 願いが受け入れられた場合、紫南宮サービスカウンターで個人情報と金額を記入して身分証明書を提示することで、廟内において電子データとして記録され、神様との間の貸借関係が成立します。発財金は1年以内に返済することを約束します。

 

2発財金を返す手順

発財金を返す手順借りてから1年以内にご利益に対する感謝のお賽銭を添えて返すことが風習となっていますが、その金額は人それぞれで、お金を返した後すぐにまた土地公にお金を借りに行く敬虔な信徒もいます。お金は返済カウンターで返すことができるほか、台湾郵便局の「現金袋」にご祝儀袋「紅包袋」を添え、中に名前、電話番号、身分証明書番号を記入し、紫南宮に郵送することも可能です。

3吃丁酒の流れ

麻油鶏吃丁酒の時期に進香に訪れる信徒

古くから社寮地区で旧暦1月16日に行われている民俗行事「吃丁酒」は「吃福」とも呼ばれ、結婚の喜びや男児が生まれた喜びを地域の住民と分かち合うというものです。「丁」とは男性を指し、もともと吃丁酒では、前年に社寮紫南宮の管轄地区である5つの隣組で結婚・出産があった家の者が旧暦1月15日の元宵節に去勢した雄鶏「閹鶏」を土地公に供え、1月16日朝に廟内で鶏のとさかやお尻などの部位を切り落として男児が生まれた家の者が持ち帰り、残りの鶏肉は各家庭から参加した有志によって廟内で調理され、信徒にふるまわれていました。初期の吃丁酒の参加者は近隣住民に限られていましたが、ちょうど吃丁酒の時期に進香に訪れる信徒が多く、客人をもてなす気持ちから、現在のように全国から信徒が訪れる規模の行事へと発展を遂げました。吃丁酒は次の流れで進みます。
一、お供え物を準備する:新婚の家は「豚の頭」1個と米酒1瓶を準備し、再婚した家は「豚の前足」1個と米酒2瓶を準備し、男児が生まれた家は「閹鶏」1羽と米酒1瓶を準備します。新婚で男児が生まれた家は両方のお供え物を準備します。女児が生まれた家は「雌鶏」1羽、「鶏卵」数個、米酒1瓶を準備します。
二、吉報を知らせる:廟内では祝い事を知らせる専門の「報喜人」が招かれて銅鑼や太鼓を鳴らして人々に吉報を知らせます。
三、お供え物を切り分ける:新婚の家には、お供え物の「豚の前足」から豚肉を一部切り落とし、残った豚の頭にご祝儀袋「紅包」を添えて返します。男児や女児が生まれた家には、元宵節に廟内で祭祀儀式を行った後、お供え物の「閹鶏」と「雌鶏」から「頭」、「手羽」、「足」、「お尻」(通称四点金)を切り落とし、それに紅包を添えて返します。
四、吃丁酒:信徒が旧暦1月16日早朝に元宵節に供えられたお供え物で「麻油鶏」を作り、他のおかずやご飯と一緒に、正午に行われる「吃福」(吃丁酒)で台湾各地から訪れた土地公信徒にふるまいます。

4金鶏文化節

金鶏文化節旧暦8月15日の中秋節は土地公が悟りを開いて昇天した日で、秋は農民にとって収穫の季節でもあるため、信徒は五穀豊穣を土地公に感謝する風習があります。紫南宮で毎年中秋節に催される金鶏文化節では、大竹鶏のパレードや仮装舞踏会など様々な民俗の祭典が行われます。一番の目玉である擲筊大会では毎年1000人以上が参加し、一番多く「聖筊」を出した人に純金の金鶏が贈られます。

ひとことアドバイス

福徳金の申請、受取手続きは毎日午前7時から午後9時まで受け付けています(大晦日を除いて年中無休)。吃丁酒と金鶏文化節はそれぞれ毎年元宵節と中秋節に催され、純金の金鶏が贈られる擲筊大会への参加はインターネットで申し込み可能です。定員1,300人に達し次第、受付が締め切られます。借金は満20歳以上からとなります。

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